【計画Ⅰ】基礎講座編①(居住施設)

一級建築士

早速、計画Ⅰの勉強を始めていきましょう。ここでは、計画Ⅰを解くための心構えをお話ししてから居住施設に関しての内容を話していきたいと思います。

【計画Ⅰ】を解くための心構え

計画Ⅰを解く上で大事な心構えは、暗記でどうにかなる科目ではないということです。その他の科目でも少なからず暗記しなければいけない箇所はありますので、なるべく計画Ⅰは暗記という意識を持たずに覚えていくことが重要です!!

また、設計製図を意識して寸法感覚を鍛えていくことが重要です!!設計製図では間取りを考えていかなければならないので、身体寸法、物の寸法、出入り口の寸法等、計画で勉強する知識をふんだんに使って問題を解いていかなければなりません。。この点を意識しながら、勉強をしていきましょう!!

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【計画Ⅰ】基礎講座編(居住施設)

居住施設は、独立住宅と集合住宅に大別されます。それぞれ区別しながら勉強していきましょう。

独立住宅

農家・町屋の間取り

農家の間取りには、2つのタイプがあります。

・「三間取り」「広間型三間取り」「三つ間取り広間型」

これらは、部屋が三室で構成されており、土間に面した居室が大きく作られているのが特徴。

・「四間取り」「四つ間型」「田の字型」

これらは、「三つ間取り広間型」 の土間に面した居室を二つに分けたものを指します。

これら二つに共通するのは、廊下がないということです。←ポイント!!

平面構成

大正時代に入ると、生活様式の変化に伴って様々な住宅が出現していきました。

ここでは、その住宅形式がどのくらいの年代から確立されていったかを理解しながら覚えていきましょう。

中廊下型住宅

明治後期から大正期にかけて確立した住宅形式

取り入れられてきた理由

・畳間を通り抜ける不都合の解消

・個室化の要求

メリット:各室のプライバシーは確保しやすい

デメリット:日照、換気が不利

一室型住宅

住戸の機能が一室に全て収められた住宅

・できるだけ壁で仕切らないのが特徴

・広がりのある場を確保

最小限住宅

住宅機能をより合理化し、最小限の住まいの在り方として生み出された

吹き抜けを効果的に利用し、狭い住空間を補っている。

コア型住宅

サービス空間(台所、便所、浴室、洗面所等)を建物の中心に集約して配置されたコアを形成した住宅形式

メリット:建設費のコストカットが可能、外壁面に居室が接するため居住性が向上

コートハウス

隣地や街路に面して壁面を設け、中庭を囲んで居室を配置する住宅

・中庭から日照、採光、通風、を取り入れる

・敷地の狭小化に対応した都市型低層住宅

・中庭には開放的

・街並みには閉鎖的

集合住宅

低層集合住宅

  • テラスハウス

各住戸が専用庭を持つ連続住宅

・プライバシー確保に優れている

・街並みが画一的になりやすい

  • タウンハウス

連続住宅を効率的に配置し、コモンスペース(共用庭)と呼ばれるオープンスペースを住棟間に配置した住宅

中高層集合住宅の通路形式による分類の覚え方

階段室型?中廊下型?ツインコリドール?なに??と思っている人も少なくないと思います。

ここで重要なのは、絵に書き起こすことです。書き起こせば、なんでもない問題に感じると思います。

一つ一つ見ていきましょう。

階段室型

メリット:採光や通風が良好、プライバシーの確保が可能

デメリット:エレベーターの設置効率がやや悪い、二方向避難が難しい

絵を書いてみると、利点、欠点が一目瞭然ですよね。その他も確認していきましょう。

片廊下型

メリット:二方向避難が容易、エレベーターの利用効率が良い

デメリット:プライバシー確保が難しい

中廊下型

メリット:二方向避難が容易、共用部を小さくできる

デメリット:通風・採光・プライバシー確保が難しい

※北向き住戸を避けるため、住棟を南北軸とすることが望ましい(日照条件で良好でない住戸ができてしまうから)

ツインコリドール型

メリット:中廊下型に比べて、採光・通風がよい。

デメリット:中廊下型に比べて、共用部分の面積が大きくなりやすい

※ツインコリドール型は、中廊下型に吹き抜けを設けた形式のので、中廊下型と比較して覚えよう!

スキップフロア型

2~3階おき程度に、エレベーター停止階を設け、それ以外へは階段を利用する形式

メリット:共用廊下の面積が小さい、共用廊下のない階は採光・通風・プライバシーを確保しやすい

デメリット:各住戸への動線が長く、避難計画が難しい

コア型・ホール型

階段室・エレベーターホールを中心に住戸を配置した形式

メリット:共用部分の面積が小さく、高密度な住戸配置が可能

デメリット:方位によっては、日照・通風の悪い住戸ができてしまう、二方向避難が難しく、避難計画も難しい

ボイド型

コア型・ホール型の共用廊下部分に吹き抜けを設けた形式

メリット: コア型・ホール型に比べて閉塞感が緩和

デメリット:方位によっては、日照・通風の悪い住戸ができてしまう、二方向避難が難しく、避難計画も難しい

住戸断面形式による分類

フラット型

1住戸が1層に収められた形式

・限られた面積を有効活用できる

・構造、設備計画が簡明

最も多用されている形式

メゾネット型

1住戸が2層以上にわたる形式

・共用面積を小さくでき、エレベーター効率が良くなる

プライバシーを確保しやすい

構造・設備計画がフラット型よりも複雑

比較的大規模な住戸に適している形式

まとめ(確認問題)

いかがだったでしょうか。

住戸形式は、数が多いですが実際に図に起こしてみればメリット、デメリットがすぐわかってくると思います。まだ、勉強を始めたばっかりだと思うのでここから覚えていきましょう!!

確認問題

1.最小限住宅は、第二次大戦後、機能主義による合理性の追求の中から住まいを原点から見直し、生活に必要な要素について最小限を追求した住宅のスタイルである。

2.コートハウスとは、中庭型住宅のことで、都市に開いた低層住宅である。

3.中廊下型は、ツインコリドール型に比べると、住戸の採光・換気の条件が改善される。

4.コア型住宅は、台所、便所、浴室、洗面所等を外壁面に面してまとめて設けた1950年代の住宅スタイルである。

5.郊外の住宅とにおけるタウンハウスの計画において、居住者のコミュニティの形成を促すようにコモンスペースを配置した。

6.片廊下型の集合住宅においては、採光の観点から中・大型住戸を中間に配置し、端部に小型住戸を配置する。

7.中廊下型の集合住宅において、各部のエレベーターホールに隣接して共用のテラスを設け、日照に配慮して廊下を東西軸とする配置計画とした。

8.スキップフロア型の集合住宅は、共用廊下を介さずに外気に接する開口部を、2面設けることができる。

9.ホール型の集合住宅は、片廊下型に比べて、、各住戸の日照・採光・通風・眺望等の条件を均一にしやすく、プライバシーの確保も容易である。

10.集合住宅における各住戸の収納スペースを、住戸の床面積の13%とし、その半分程度を造り付けの収納部とした。

確認問題の答え

1.〇 2.× まちなみには閉塞的 3.× ツインコリドール型>中廊下型 4.× 建物の中心に設備コア 5.〇 6.× 7.× 8.〇 9.× 10.〇居室床面積の10~20%あれば適切

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